新潟動物ネットワーク・犬班のブログ

保護者さんが自宅で保護している保護犬たちの様子や、スタッフ&スタッフ犬からのメッセージをお伝えします

小型犬に多い心臓病

我が家のうらら(ヨークシャーテリア、メス、14歳)は心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)です。
昨年亡くなったレオン(ヨークシャーテリア、オス、行年12歳)も同じ病気でした。
この病気を患っているワンちゃんを飼ってらっしゃる方、
たくさんおられるのではないでしょうか。
特に小型犬には多いかと思います。
 
レオンの場合、休んでいる時の呼吸が早いことに気づき受診したところ
既に肺水腫になっていました。
それまで心雑音はなかったのに急なことでした。
うららの場合は、ハアハアすることが頻繁で受診したところ心雑音が大きくなっていて心肥大もありました。
 
小型犬はインターフォンの音に吠えてしまうなど、少しの刺激で敏感に反応するくらい
警戒心が強かったり繊細な神経であることが心臓に悪い一因ではないかと、持論ですが思います。
今は雨の日が続く梅雨ですが、低気圧で具合が悪くなることもあります。
 
心臓を強くする薬、血管拡張剤、降圧剤などを処方されると思います。
心臓の機能低下で血管から水分が浸み出て肺にたまってしまうと肺水腫になってしまうので利尿剤が処方されると思います。
我が家も体調が悪そうな日は利尿剤を追加して、様子を見ながらお薬を調整しています。
 
小型犬は食が細かったり、おいしいものしか食べなかったりしませんか?
お薬を拒否することもあるのではないでしょうか。
我が家は焼いた鶏レバーに薬を埋めて与えています。レバーは喜んで食べます。
ドッグフードは好みが変化して食べなかったり、食べなかったり、食べたりします。
手作りにトライしても好みが合わず食べなかったり、食べなかったり、食べたりです。
そこで行き着いたのがハンバーグです。
鶏むね肉、豚ももブロック肉などのお肉と、家にある野菜(ネギ類はもちろんNGです)、ひじき、ごま、おからパウダー、卵などをフードプロセッサーにかけて焼きます。
飽きてくると食べなくなったので、砂肝も入れたらまた食べてくれました。
 
生きることは食べること。
飼い主さんの工夫と愛情で、闘病中のペットたちが穏やかに健やかに過ごせますように。
 

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<レオンです>

 

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<うららです>